北方領土問題は進展なし？

安倍首相とロシア・プーチン大統領が、来月の日本での首脳会談に先立ち、APECが開かれているペルーで会談しました。

会談後、安倍首相は、北方領土問題の解決が一筋縄ではいかない事を示唆しました。

北方領土問題については、過去にも何度か下記エントリーで書いています。
newsgoro.hatenablog.com
newsgoro.hatenablog.com
newsgoro.hatenablog.com

安倍首相が示唆しているのが、1956年に一度合意している2島返還も難しいのか、2島先行返還が難しいのか、4島一括返還なんて夢のまた夢なのか等、何を指しているのかはわかりませんが、まぁ元々わかっていた事ですが、一筋縄ではいかないでしょう。

ただ単に、来月の首脳会談での結果のハードルを下げるためだけに発言した可能性もありますし、簡単じゃないって事以外、まぁよくわからないですね。

そもそも、9月に、政府関係者が、最低条件は2島返還とする事を明らかにしたとの報道が出たりしましたが、交渉相手に手の内を見せるような事をしていては、交渉事を有利にすすめる事は出来ませんので、政府及び自民党は気を引き締めて来月の首脳会談を迎えてくれる事を望みます。

北方領土に関する私の考えは、過去にも書きましたが、一部返還等の妥協案でも検討すべきと考えています。

もしも一部返還となった場合、決断をした首相には大きな批判が集まると思います。

もちろん、私も批判しますが、批判を恐れず、最終的に選択できるベストを引き出し、決断を行うのがトップの仕事と思っています。安倍さん、期待しています。