専門家は、日銀の金融政策に文句つけすぎでしょ
21日に発表された日銀の金融政策は専門家に不評?
金融政策決定会合で決定された日銀の新しい金融政策に批判が集まっています。今回の日銀の発表のポイントは下記2点です。
・イールドカーブコントロール
・オーバーシュート型コミットメント
・イールドカーブコントロール
マイナス金利の導入により超低金利になっていますが、日銀がコントロールしてきた短期金利だけではなく、市場で決められる長期金利までマイナスに陥ってしまっていましたが、この長期金利を0%付近に誘導する事を目指すって政策です。
・オーバーシュート型コミットメント
なかなか達成されない物価上昇率2%ですが、今後の目標は、安定的に2%を超えるところまでやりますって感じの政策です。
英単語的な説明は、下記リンクへ
www.ei-goro.net
総評
日銀でやれる事は限界まで来ており、その中でやれる事は数少ないです。その中で、イールドカーブコントロールは、「本当に長期金利をコントロール出来るの?」といったところですが、日銀が大量に資金を供給しており、不可能ではないらしいんで期待しましょう。
オーバーシュートコミットメントは、いま実現出来てない物価上昇率2%を何としてでもやりぬくって言っているただの意気込みにも感じますが、結局、デフレは人の心理なんで言葉も大事ですし、黒田総裁から威勢のいい言葉を取ったら魅力半減です。
本当に日銀がやれる事なんて、限界まで来てるんです。
確かに黒田総裁の約束だった2年以内での物価上昇率2%は達成できませんでしたが、原油価格の急落、消費税増税の影響、そして、有効な対策が打てない政治と、情状酌量の余地はあると思いますし、インフレ期待は一時高まったのも事実ですし、実際に物価は上がりました。一時期マスコミは、物価だけ上がって給与の上がりが鈍いことを叩いていましたよね?
とりあえず黒田総裁の言葉の力でダマシダマシ進めて、その間にちゃんと政治がやるべきことをやるんですよ。
これは絶対不可能な私の考えなんですが、現在日銀が市場に投入している年額80兆円で買い物すればいいのにと思います。しかもそれは安売りをしているところで買うのではなく、適正価格で売っているものをジャンジャン買えばいいのにと思ってしまいます。